NetLogic

プロジェクトでカスタムの C# コードを使用して、その機能を拡張できます。
重要: サードパーティソフトウェアの使用は、それぞれのソフトウェアベンダーが定める利用規約に従うものとします。
Rockwell Automation
は、第三者ソフトウェアの性能、信頼性、または適合性について、いかなる表明または保証も行いません。
ヒント: NetLogic で使用できる便利な C# スニペットについては、「FactoryTalk Optix NetLogic チート シート」を参照してください。

NetLogic オブジェクト

NetLogic オブジェクトには、ランタイムまたはデザイン時に実行する C# コードが含まれています。
次の NetLogic テンプレートを使用できます。
ランタイム NetLogic
  • ランタイム ロジックを含むノードのライフサイクルにリンクされたランタイム ロジックを開発します。
    ヒント: ランタイム NetLogic のライフサイクル (またはランタイム時の存在) は、それを含むノードのライフサイクルに相当します。これは、親ノード (パネル オブジェクトなど) が作成されてから、同じノードが削除されるまで存在します。
    Start()
    Stop()
    メソッドは、NetLogic の C# コードでのノードの作成と削除を表します。これらのメソッドで、親ノードが作成および削除されたときにランタイムに実行されるロジックを定義できます。
  • 新しい OPC UA メソッドを定義します。「C# のメソッドとイベント」を参照してください。
    ヒント: OPC UA メソッドは NetLogic によって公開され、デザイン時にプロジェクトのどの時点でも参照できます。OPC UA メソッドは、プロジェクト ロジックに従ってランタイムに、または OPC UA クライアントによって呼び出すことができます。
デザイン時 NetLogic
特定の操作を自動化するためにデザイン時に実行するスクリプトを開発できます。たとえば、アラームの説明を含む CSV ファイルを読み込んで、プロジェクトに自動的に書き込むスクリプトを実装できます。

NetLogic と C# クラス

NetLogic のコードには、デザイン時に自動的に作成される同じ名前の C# クラスが含まれています。NetLogic オブジェクトの名前が変更されると、対応する含まれている C# クラスの名前が変更されます。
重要: クラスの名前を変更するには、
FactoryTalk Optix Studio
で NetLogic の名前を変更します。コード内のクラスの名前を変更すると、操作が損なわれるため、変更
しない
でください。
たとえば、
PanelLogic
NetLogic には、
PanelLogic
クラスを定義する次の宣言が含まれています。
public class PanelLogic : BaseNetLogic
ヒント: NetLogic のクラスは、常に
BaseNetLogic
クラスから派生します。基本クラスは、
Start
Stop
のメソッドを含むほとんどのメソッドを NetLogic に提供します。
すべての C# クラスは、作成され、自動的に更新される .NET プロジェクトにグループ化されます。

NetLogic の配置

NetLogic オブジェクトは、情報モデルのどのノードでも、タイプの内側または外側に作成できます。
タイプ内
ランタイムに、NetLogic は、インスタンスが削除されるまで、そのタイプの各インスタンス (
MotorType
など) に存在します。
タイプ外
ランタイムに、NetLogic はプロジェクトの開始時に作成され、プロジェクトの終了時に削除されます。たとえば、フォルダー内、他のインスタンス内、またはプロジェクトのルートノード内などです。
ヒント:
FactoryTalk Optix Studio
はオブジェクト指向プログラミングの原則に従います。つまり、コンテキストとセッションは、オブジェクトを作成してアクセスするときに重要です。グラフィックオブジェクトと対話するには、カスタム NetLogics をこれらのオブジェクトの子として追加します。

NetLogic セキュリティ警告

プロジェクトのデプロイ時、プロジェクトの実行時、またはデザイン時 NetLogic の実行時に、プロジェクトのセキュリティにとって重要な .NET アセンブリーをプロジェクト NetLogic が参照している場合、NetLogic セキュリティ警告が表示されます。
プロジェクトのセキュリティにとって重要な .NET アセンブリーは、次のカテゴリーに属します。
  • ファイル システムでの I/O 操作
  • 外部プロセスの実行とトレース
  • ネットワーク通信
  • C# リフレクション
  • 外部デフォルト ライブラリの呼び出し
  • セキュリティと暗号化
NetLogic セキュリティ警告には、プロジェクト内の C# コードによって使用および参照される NuGet パッケージとサードパーティの .NET アセンブリに関する情報も含まれています。
ヒント: プロジェクト内の C# コードに精通している場合は、
[今後この警告を表示しない]
を選択して、プロジェクトのデプロイ時、プロジェクトの実行時、またはデザイン時 NetLogic の実行時に NetLogic セキュリティ警告が表示されないようにすることができます。
ご質問やご意見
このドキュメントに関するご質問やご意見は、こちらまでお寄せください。 こちらからご意見をお寄せください。
Normal