ミルウォーキー —2016年3月28日— ロックウェル・オートメーションとOSIsoft社は、世界最大の多角的鉱業企業、BHPビリトン社と、オーストラリアでの鉄鉱石事業に製造インテリジェンスプラットフォーム、エンタープライズヒストリアンを設置することで合意に達しました。現在、2016年の終わりまでに設置が完了するよう設計が進められています。
このエンタープライズヒストリアンでは、ロックウェル・オートメーションのFactoryTalk Historian Site Edition (SE)ソフトウェアとOSIsoft社のPI Systemが使用されます。これらを組み合わせることで、BHPビリトン社は会社全体で統合された鉱山、鉄道、港湾施設のサプライチェーンに関するリアルタイムの生産データとその履歴を視覚化できます。
オペレータはまた、レポートツールやトレンド比較ツールを使用して、性能パラメータに関する洞察を取得することも可能です。この情報は、運用上およびサプライチェーン全体でのばらつきの低減やコスト削減、生産性向上の機会を特定するために利用できます。
「エンタープライズ・ヒストリアン・ソリューションは取得したデータを情報に変換します」と、ロックウェル・オートメーションのソフトウェア製品管理部門ディレクタであるライアン・カハレーンは述べています。「多くの生産者はインテリジェントなオートメーション基盤とそこから生成されるビッグデータを最大限有効に活用する方法を模索しています。このことは、スマートマニュファクチャリングやインダストリ4.0、その他製造の現代化の取組みに現れています。BHPビリトン社では、鉄鉱石データの収集、保存、視覚化を標準化することで、会社全体で1つの「真実」を共有することになり、よりスマートな生産に向けて大きな一歩を踏み出すことになります」と、カハレーンは説明します。
「このソリューションでは、異種の資産や運用を比較できます。このような情報は、運用に役立つ知識と知恵に転換可能です」と、カハレーンは締めくくっています。
OSIsoft社のアジア太平洋地域担当バイスプレジデントであるブレット・ヒギンズ氏は次のように付け加えます。「ロックウェル・オートメーションと当社が協力することで、最高の産業および企業データ管理を提供できます。当社のソリューションは、会社の既存の投資をプラントレベルと企業レベルの両方でシームレスに活用し、モバイル資産から新しい情報を引き出します。BHPビリトン社には、膨大な鉄鉱石事業のデータがあります。エンタープライズ・ヒストリアン・ソリューションは、それを簡単に使用する唯一の方法です。」
FactoryTalkおよびLISTEN. THINK. SOLVE.は、Rockwell Automation Inc.の商標です。
PI Systemは、OSIsoft, LLC.社の商標です。
公開 2016/03/28